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万物の願いをかなえる聖杯を奪い合う争い。 広義には聖杯と思われる何かが発見された際、それが本物であるか否かを確認する為に手に入れようとする競争行為全てを指すが、この項では数十年に一度、冬木市を舞台に行われるものを取り上げる。 聖杯を求める複数のマスターと、彼らと契約した同数のサーヴァントがその覇権を競う。 他の組が排除された結果、最後に残った一組にのみ、聖杯を手にし、願いを叶える権利が与えられる。 勝利のためには、マスターか、そのサーヴァントを倒す。もしくはマスターの令呪を無効化し, 強制的にマスターとしての資格を失わせることが必要となる。 なお、サーヴァントを失ったマスターとマスターを失ったサーヴァントが契約を交わし、再び参戦する事も可能。 以上が聖杯戦争の“表向きのカタチ”である。 今回の聖杯戦争の元となった冬木の聖杯戦争のシステムを作り上げた御三家の本来の目的は、サーヴァントとして召喚した英霊の魂が座に戻る際に生じる孔を固定して、そこから世界の外へ出て『根源』に至る事。 小聖杯は溜め込んだ七騎分をもって大穴を空けるためにある。 つまり、本当は殺し合いなどする必要は無い。 本来の目的を隠した上でマスターを呼び寄せる為、上記のような表向きの聖杯戦争がある。 また、御影の聖杯戦争にもまた何か裏があるようだが……。
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聖杯戦争(Lv58~開放) 【概要】 1日2回まで 16 30~17 30は3倍時間 3倍対象陣営は20分毎に切り替わります 3倍対象陣営の順番はおそらく聖水最大所持陣営から少ない陣営へ移っていくと思われます※要確認 聖杯戦争中は聖水の増減が「1」から「5」になります(盗んだ陣営の聖水が5減り自陣営が5増える) 3倍時間に3倍対象陣営の聖水を奪って報告完了した場合のみ報酬が3倍です(ミンミンミンと覚えましょうセミ的に) 自陣営はもちろん奪えません ※3倍対象陣営以外の聖水を盗んでその盗んだ陣営が3倍タイムになってから報告しても報酬は増えません 聖杯戦争開始時間外に受領して3倍タイムに盗んだ場合も同様です 3倍対象陣営を盗んで聖杯戦争終了後に報告した場合はまだ未確認ですがお散歩と同じで増えないと思います 聖杯戦争時間外(終わって直ぐ)に報告した場合も3倍貰えましたが微妙なラインです
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このシステムの特徴 2004年発売されたfate/stay nightをTRPG化した二次創作。 プレイヤーは聖杯戦争の参加者(マスター)となり、全ての望みを叶えるとされる聖杯をかけて、英雄(サーヴァント)と呼ばれる世界中の英雄と共にバトルロイヤル形式で戦わせる。 システムデータ ゲームデザイン: 発行社: 公式サイト:こちら ルールブック: +... 分類 書名 値段等 基本 公式サイトで無料公開されている シナリオ案 回 シナリオ シナリオ 36 【聖杯戦争】英霊の反乱 byけろけろ 35 【聖杯戦争】Fate/nether world byいてはな
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登録日:2012/01/13(金) 14 27 36 更新日:2022/12/16 Fri 17 13 58NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 Fate もうちょっと頑張れ サーヴァント サーヴァントを1体召喚!! タッグフォース ネタデッキ ネタ切れ 令呪使い放題 公式 ネタ 公式が病気 聖杯戦争 自害(サレンダー)せよ、デュエリスト 英霊「解せぬ」 遊戯王 聖杯戦争とは、遊戯王タッグフォース6で公式から配信されたデッキレシピの一種である。 そのデッキ内容はというと、正直あまりにお粗末なもの。 武器を扱うモンスターが無造作に入っていたり、何故かアサシンや暗殺者といった名前のモンスターが7種類も入っていたり、召喚出来ないシンクロモンスターや融合モンスター、発動出来ない罠など、総合的に見て非常にまともな戦略が厳しいデッキになっている。 このようなデッキを配信するとは、きっと天下のKONAMIも疲れているのだろう……。 追記・修正は禁じられた聖杯を三積みしてからお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -ハサン先生のダンス教室- -毎週土曜日は定休日- 我ら間諜の英霊…このデッキに隠された真意を見逃しはしまい…。 実は、というかタイトルからしてモロバレだが、このデッキはTYPE-MOONの作品であるFateシリーズをオマージュしたものになっている。 主戦力はX-セイバー アナペレラやXX-セイバー ヒュンレイのような女騎士、伝説の剣、華麗なる潜入工作員、聖騎士ジャンヌ、守護天使ジャンヌ、聖女ジャンヌなど、どこかの旦那やどこぞの金ぴかが喜びそうな剣士群 あの2人が融合したかのようなフレムベル・アーチャー、外見が黄色いジャンク・アーチャーといった弓陣営 槍を2本持ったデュアル・ランサー、メタル・リフレクト・スライム、シールドスピア、灼熱の槍、ドラグニティナイト・ガジャルグ、ドラグニティナイト・ゲイボルグ、モンスター1体の効果を無効にする効果を持つブラック・レイ・ランサー等の幸薄そうな槍使いの面々 寄生虫パラサイドやバイス・バーサーカー、ジャンク・バーサーカー等のさらに幸薄そうな連中 ライライダー、剣闘獣の戦車、最終突撃命令といった豪快そうな騎乗者の方々(更に言えば華麗なる潜入工作員が中の人ネタかもしれない) 本を持ったモンスター、TG ハイパー・ライブラリアンに暗黒界の書物、魔女狩り等のヤバすぎる魔術師達 そして7種類の暗殺者達に最終突撃命令……。 更に黄金のホムンクルス、錬金生物 ホムンクルス、運命の火時計、所有者の刻印、禁じられた聖杯など……。 まさにありとあらゆるネタをあるだけ叩き込んだデッキ内容な為、まともに戦うにはそれなりの改造が必須である。 とりあえず手札に居るモンスターを墓地に落として自身を特殊召喚でき、なおかつ拳銃を持ったモンスター、クイック・シンクロンや暗殺者であるD・D・アサイラントを入れておくとネタにもガチにも役立つだろう。 集いし願いや幽獄の時計塔なんかは……まあお好みで。 より強いデッキにしながらも、デッキの本筋を壊さない程度に改造し、自分達だけの聖杯戦争を勝ち残ってほしい。 OCGのカードがさらに増えた第10期には、実は厄ネタだった「星遺物-『星杯』」など、ほぼそのまんまなカードも増えている。 登場人物たちの設定に関わるカードも数多く登場しており、より再現度は高まっていると言えよう。 追記・修正はこのデッキを改造せずに、Z-ONEさんの禁止デッキに勝った人がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] こんなのあったのかw -- 名無しさん (2013-07-27 21 54 21) ↑こんなのは序の口である -- 名無しさん (2013-11-23 02 30 20) これの元ネタがエロゲだって知った時の餓鬼の顔が見てみたい -- 名無しさん (2013-12-04 19 32 31) ↑3はっきり言って人は特殊勝利だけで決闘できるか?に比べたら100倍マシ -- 名無しさん (2013-12-04 19 34 34) プライマルオリジンでベガルタetcが出てくる。しかもアーティファクト(宝具) -- 名無しさん (2014-01-06 16 08 10) カオスソルジャー開闢の使者も入れよう -- 名無しさん (2014-11-10 21 16 21) ↑3あれはホントヒドイ(褒め言葉) -- 名無しさん (2014-11-10 22 21 49) 聖騎士がでたおかげでさらに組みやすく。聖騎士アーティファクト、とか -- 名無しさん (2015-02-27 02 02 07) FGOのイベントマップに千年パズルらしきものが出てきたけど是非も無いね -- 名無しさん (2016-10-22 23 09 29) 焔聖騎士アストルフォがネタにされまくってて草 -- 名無しさん (2020-09-29 08 20 46) 名前 コメント
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ならば殺し合え。熾天の玉座は、最も強い願いのみを迎えよう――― 今回の聖杯戦争への参戦条件、それは霊子虚構世界、へのアクセスが可能であること。 月にある聖杯を手にし、生還するのはただ一人。霊子虚構世界にて開催される今回の聖杯戦争においてこのルールは絶対であり、敗北は電脳死を意味する。
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聖杯戦争序幕 ~ 宙船、来たる ~ ◆eBE8HIR9fs ――地球には、もうひとつの月があるという。 複数の月が登場する神話を持つ文明は多い。 古代中国の射日神話と同様に、英雄が多すぎる月を射落とす伝承は各地の文化に散見される。 また伝承の研究ではなく科学として、実際に19世紀末には第二の月の実証を研究する学者も現れた。 例えばフランスの天文学者プチはクラインヒェンなる衛星の存在を主張し、同様の説を掲げた別の研究者も存在する。 サイエンスフィクションの祖と賞されるジュール=ヴェルヌもかの代表作「月世界旅行」にて同様の天体を登場させている。 しかし、その実証への道程は果てしなく遠く、そして限りなく不可能に近かった。 あるものは計算式に誤りを見つけられ、またあるものは理論に見合う結果を見出だせなかった。 また観測技術の向上により、光学的に捕捉できない衛星という最後の逃げ道も消失した。 ゆえに地球の衛星は今なお、月ただひとつとされている。 そういうこととされている。 ただ、それは物理世界の側面から見た話にすぎない。 遥か以前から魔術師達やそのルーツのひとつたる占星術師達は、地球の衛星軌道を周回する存在を感知していた。 地球を中心として遠大な楕円軌道を描く謎の物体が数十年おきに接近するという事実は、ごく限られた人間しか知らない。 しかし、それはその物体の持つ秘密の一端に過ぎない。真実を知る者は、更に限られる。 曰く、自然物ではなく被造物。あれは、『星』ではなく、『船』だ――と。 何らかの魔力的な撹乱により今まであらゆる物質世界の学者に捕捉されなかったその『船』の謎を、魔術師達は追い求めた。 失われた神代の『古代遺物(アーティファクト)』。星の海を巡り地球を廻る『宙船(そらふね)』。 その存在を知る者はそれが地球に接近するたびにあらゆる手段を用いてその謎へと近付くべく挑み、 やがては親が子に魔術刻印を受け継がせるがごとく、その蓄積された研究成果を知識として次の世代へと託した。 そして永い時を経て観測値(データ)は集約され、それが真実であれば魔術世界を揺るがすであろう結論が導き出された。 あまりに壮大過ぎる結論を、多くの者は幼稚で荒唐無稽な与太話(パルプフィクション)だと一笑に付した。 しかし全ての魔術師がその『船』を追うことを諦めたわけではない。 かつて人間が月を目指したように、第二の月たる『船』を目指す者は尽きはしなかった。 そして、現代。 『宙船』は遙かなる星海の旅を終えて地球圏に帰還し、じきに最接近の時を迎えようとしている――! ▼ ▼ ▼ 「……何故このような話をしているのか分からない、という顔だな、綺礼」 「は……」 当惑を見透かされた言峰綺礼は、卓を挟んで向かい合う父、言峰璃正に対して曖昧な返事を返した。 綺礼は曖昧な物言いをする類いの人間ではないが、父はそれ以上に意味のない冗談を好む人間ではない。 その父がこうして改まって話をする以上は、この突拍子もない話にも何らかの理由があるに違いない。 そう思ったからこそ綺礼はそれ以上の言葉を返さず、思案した。 冬木の第四次聖杯戦争に備え、綺礼が父の歳の離れた友人、遠坂時臣に師事してもうすぐ三年になる。 本来は異端者を討滅することを生業とする聖堂教会の執行者である綺礼がこうして魔術を学んでいるのは、偏に父と師との盟約にある。 万能の願望機たる冬木の聖杯を、もっとも相応しき主たる遠坂時臣の元にもたらせ。その為に陰から時臣の戦いを支えよ。 それが来るべき聖杯戦争における言峰綺礼の役目であり、それは自分自身も納得済みである。 それがどうして、このような天文ショーの紛い物の話を聞かされているのだろうか。 もうじき遠坂・間桐・アインツベルンの御三家だけでなく、外来のマスター達も戦いの準備を整えてくるだろう。 専念すべきは聖杯戦争の備えであって、このような話はそれこそ占星術師にでも任せるべきではないか。 綺礼はまずそう考え、次にこの状況であえて「自分に話さねばならない理由」へと思いを巡らせた。 「……父上。それは、魔術協会だけでなく聖堂教会にとって見過ごせぬものである……と、そういうことでしょうか」 「聡いな、綺礼よ。だがそれは真実であっても全てではない。お前の今の立場にも関係のある話だ」 「私の、今の、立場ですか」 噛み砕くように繰り返して口にする。 聖堂教会の代行者、という意味ではあるまい。それでは教会の問題であることに変わりはない。 そうでないならば。魔術師としての……あるいは聖杯戦争のマスターとしての? 無意識に口元に手をやった綺礼を見、璃正は先回りするかのごとく口を開いた。 「――綺礼よ。聞いたことがあるかね、月こそはこの世界最古の古代遺物(アーティファクト)であると」 今度ばかりは綺礼は本当に父の言葉の意味を測りかねた。 しかし父の目は真剣そのものであり、その視線には理性の光が確かに灯っている。 これまでの話と同様に冗談を言ったわけではなく、ましてや耄碌して妄言を吐いたとは思えない。 綺礼は努めて冷静に、否定の言葉を口にした。 「――いいえ。父上は、あの月が人工物であると?」 「人の手によるものではない。神の御業だよ。月はあらゆる時の流れの中で、この地球を観測し続けているという。 これはこの老骨の与太話ではない。知る者は限られているが、魔術協会では既に封印指定の取り決めが成されたと聞く」 封印指定といえば、魔術協会が触れ得ざる遺産足りうると指定した魔術を術者ごと永久保存する措置のことだ。 だが魔術師ではなく遺物が封印されるなどという事態は耳にしたことがない。 「封印の必要があるほどまでに魔術師が手を出すには大それた遺物、ということですか」 「それどころではない。月……『ムーンセル』はあらゆる事象を演算し、記録し、その結果として現実すら改変しうるという。 この世の理を根本から打ち崩しかねん、人の子には過ぎたるもの……真なる万能の願望機よ」 「万能の願望機……それではまるで、」 聖杯だ。 綺礼はそう言いかけ、そこでようやく父が謎の天体の話を持ちかけた理由に思い当たった。 月が願望機であるというという話は俄には信じがたいものではあるが、それが事実だという前提に立てば。 聖杯戦争のマスターである綺礼にとって、天体は聖杯と同じかそれ以上の重みを持つのだとすれば。 「このたび地球に接近するというその『船』が『月の聖杯』と関係があるものだと、父上や教会の者達はお考えなのですね?」 綺礼の言葉に年老いた父は僅かに驚きの表情を見せ、それから皺の刻まれた顔に満足気な笑みを浮かべた。 「その通りだ。月を手にすることは叶わなくとも、あれを手にすることは出来る、とな」 「少なくとも、それが願望機に準ずるものであると仰るように聞こえますが」 「正確には、月へと干渉しうる装置といったところか。願望機そのものではなく、月の願望機への道しるべよ」 装置、という言葉に引っかかりを覚える。まるで『船』が何かの働きを為すための物であるかのような。 その思考をそのまま父が引き継ぐ。息子の虚無こそ知らぬ父だが、こういう阿吽の呼吸は親子である。 「あれの本質は演算装置なのだ。もっとも、月――『ムーンセル』同様、本当に人の手で作られたとは限らんがな」 「既に観測がなされているのですか」 「前回の接近時に、魔術師達が血眼で調査した結果だ。ムーンセルの間に魔術的な交信が行われているという事実も明らかになっている」 魔術師達も無駄に手をこまねいていたわけではないらしい。綺礼は他人事のように感心した。 「そしてその理由も既に推測が付いている。『船』はそれ自体が演算装置であると同時に、いわば月の子機とも言うべき存在なのだ」 「と、いうと」 「あの『船』はそれの存在目的を果たすため、月に蓄積された観測結果と演算能力を使用しておるのだ――ときに綺礼、あれは何で出来ていると思う?」 脈絡のない唐突な質問に、綺礼は思案する。 「素材ですか。被造物であれ天体ならば、鉱物と考えるのが自然では」 無難な回答を返した綺礼に、父は自分自身も信じ切れていないかのような表情で応えた。 まるで自分のこれから告げる真実が綺礼の想像を凌駕していることを象徴するように。 「――木材だよ。あれはこの地上に存在しない種類の木で出来ているという。 この事実を知る魔術師達は、最終的にこの結論へと辿り着いた――すなわち、あれこそが『ゴフェルの木』だと」 「――『ゴフェルの木』?」 初め、綺礼は聞き間違いかと思った。 この星の歴史において、『ゴフェルの木』で作られた構造物はただのひとつしかない。 父も教会の神父である以上それを知らないはずはなく――そして、知っていながら訂正しようとしない。 「うむ。魔術的なノイズにより正確な大きさは測定出来ずにいるが、その長さは三百、幅は五十、高さは三十の比を持つ箱形であると判明している。 いいかね、三百、五十、三十の箱形だ。それも未知の木材で覆われた、な……聡明なお前ならここまで言えば分かるだろう、綺礼」 それは聖書の一節。幾度となく目を通した数字。 三百キュビト、五十キュビト、三十キュビト。 滅多に動揺を見せない綺礼の頬を、一筋の汗が伝った。 「――――馬鹿な」 続いて声に出せたのはそれだけだった。 しかし父の視線が、表情が、これが冒涜的な類いの冗句ではないと語っていた。 呆然とする綺礼の意識へと沁み入るように、璃正の沈着かつ毅然とした声が響く。 「聖堂教会は判断した。このたび地球圏に帰還した被造物が、聖遺物『ノアの方舟』である可能性は否定できんと。 聖遺物回収は我ら『第八秘蹟会』の責務。言峰綺礼よ、汝の任はこの『方舟』の確保にある」 ――軌道上に存在する古代遺物(アーティファクト)は旧約聖書に謳われる『方舟』であり、月の願望機の鍵であると、そう言うのか。 綺礼は息を吸って、吐いた。 「――確保。方策は、あるのですか」 荒唐無稽の極みだ。聖者ノアの聖遺物が、今も星の海を航海しているなどと。 しかし、教会にとってそれの真偽がどちらであれ確保の必要性に変わりはないのだろう。 後世の遺物であろうと放置する理由にはならないし、それが願望機としての性質を備えているのならば尚更だ。 綺礼は既に任務遂行の手段へと思考を巡らせていた。それを見、璃正は頷く。 「ある。『方舟』の存在意義とは種の記録の保存……かつて『方舟』に乗った生命のうち、人間だけが一対でなかったのは知っているだろう。 故に『方舟』は地球に接近するたびにムーンセルから記録を受け取り、同時に地上の人間を内部の世界に召喚しておるようだ」 伝承によれば、方舟に乗り込んだのはノアとその妻、三人の息子とそれぞれの妻。 人間だけが一対の存在ではなかったために、方舟は使命を遂行するために今も自動的に稼働しているということか。 ならば男女のつがいが必要なのか、という綺礼の問いに璃正は首を振った。 「そうではない。男女のつがいではなく、いわば過去と現在、あるいは未来。時代、更には世界を繋ぐ一対のつがいだ。 地上の人間と月に保存された英霊の記憶とを組み合わせ、生き残りを賭けて戦わせ、真に記録すべき一対を選別する――『方舟』はその為にある」 そうして情報として残すべき一対の魂の選別を、方舟は地球圏に帰還するたびに行っているという。 綺礼は眩暈を覚えた。冬木の御三家達はあらかじめこの事実を知っていたのだろうか。 偶然一致したのか御三家の最初の誰かがこの事実を参考にしたのか。どちらにせよ、 「……まるで聖杯戦争ですね」 「そう、聖杯戦争だ。これは紛れもなく、万能の願望機に連なる聖杯戦争に違いないのだ、綺礼よ。 そして最後まで勝ち残ることが出来たならば、方舟から願望機たるムーンセルへの道が示されると推測される。 お前が為すべきは、方舟のマスターとしてこの聖杯戦争に参戦し、万能の願いをもって方舟を手にすることだ」 綺礼は深呼吸した。 未だに信じがたい話ではある。しかし、そこまで分かれば十分だった。 冬木の聖杯戦争の前哨戦にしてはあまりにも壮大ではあるが、与えられた役目ならば果たすだけのこと。 そして元より、言峰綺礼に意志など無いのだ。 「――了解いたしました。この言峰綺礼、父上と聖堂教会に、必ずや勝利を」 綺礼の答えに、老いた父は改めて満足した顔で頷いた。 ▼ ▼ ▼ ――ひと月の後。 綺礼は万全の準備を整え、ひとり夜空を見上げていた。 師である時臣には、この試練のことはせいぜい数日ほど師の元を離れるとしか話していない。 時臣は純粋に、この離脱を冬木の聖杯戦争に備えるための戦支度として受け止めているだろう。 無論綺礼も冬木での戦争を放棄したわけではない以上、師の認識は決して間違いというわけではない。 しかしこれはあくまで第八秘蹟会の代行者としての任務であり、時臣には無関係と判断しただけのことだ。 表向き魔術協会とは敵対関係にある聖堂教会にとって、信頼できる魔術師の戦力は極めて少ない。 ゆえに綺礼に白羽の矢が立ったのはある意味では自然だが、それ以外に教会よりの傭兵魔術師が参加する可能性があると父は言った。 教会も一枚岩ではない。いくら方舟が『ノアの聖遺物』であるという確証はないとはいえ、動く者は動く。 また方舟そのものに価値を見出す者が、教会同様に傭兵を雇う可能性もある。あるいはカネ目当ての者も。 加えて単純に、己が願いを叶えるために参戦する魔術師もいるだろう。冬木における外来のマスターのように。 いくら緘口令のようなものが敷かれているとは言っても、そもそも璃正の情報の出処は魔術協会の側である。 魔術師の中にはとっくの昔にその情報を入手している者がいると見て間違いないだろう。 すでに綺礼の周りは既に敵だらけと言ってよかった。 今、綺礼の掌の中には、小さな古ぼけた木片が握られている。 一見何の変哲もない木片だが、これが方舟の構成材と同じ『ゴフェルの木片』であると聞かされている。 この地上には存在しない樹木では無かったのかと問うた綺礼に、父は「最初に脱皮した蛇の抜け殻」よりは容易に手に入ると答えた。 要は、あるところにはある、ということだ。もしも世界中に散逸しているのだとしたら、それは厄介だが。 偶然ひょんなことからこの木片を手に入れてしまう人間がいなければいいと、そう祈る他ない。 方舟の媒介たるこの『ゴフェルの木片』に願いを通わせる。聖杯戦争への鍵は、ただそれだけだ。 その願いを感知した方舟が、その内部……『アーク・セル』とでも呼ぶべき演算世界へと魔術師を召喚する。 そして、それぞれに相応しい使い魔たる英霊……『サーヴァント』を、月の記憶を介して降臨させるのだ。 過去アーク・セルに召喚されたとされる魔術師は全て同じ日同じ時間に姿を消したわけではないという。 方舟の力が時空を越えるものであるとするならばそれこそ魔法の域だが、それを証明するのは困難だろう。 綺礼は木片を握りしめた。 言峰綺礼には意志がない。 正確には、熱意が、渇望が、目的意識というものがない。 今まで幾多の巡礼でこの身を焼き、幾多の異端を屠り続けて、しかし何一つ得ることなくここまで来た。 冬木の聖杯戦争へと至る前に転がり込んできたこの試練は、綺礼に答えを与えてくれるのだろうか。 そうであればいいと思う。その思いは、願いと呼ぶにはあまりに熱を持たないものではあったが。 夜空を見上げる。この遥か彼方に、目指す神代の遺物がある。 心中で幾度となく繰り返した呪文を唱える。この聖杯戦争には必要のないものとは分かっていても、だ。 (――告げる。汝の身は我が元に、我が命運は汝の剣に。聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ) 手中の木片へと思念を集中させる。空っぽの願いを使命で上書きした瞬間、木片が熱を持つのを感じた。 (誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者) 大気に満ちる魔力(マナ)が、綺礼を中心として渦巻く。方舟の秘蹟が、今顕現しようとしていた。 (汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!) 綺礼は遥か星空に浮かぶであろう方舟を睨み、そしてこの地上から忽然と姿を消した。 ――この日。『方舟』は、地球圏へと真の意味で帰還した。 BACK NEXT 聖杯戦争開幕 投下順 OP.2 月を望む聖杯戦争 聖杯戦争開幕 時系列順 OP.2 月を望む聖杯戦争 BACK 登場キャラ NEXT 参戦 言峰綺礼 001 言峰綺礼・セイバー
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「ほう、これはこれは……」 マスターとしてこの書き手聖杯戦争に参加させられたその書き手は、目の前に立つライダーのサーヴァントを見て口元を緩めていた。 彼の外見は、超能力高校生・古泉一樹であった。ただし端整な顔立ちを崩すかのように、その額には「肉」の一文字が入っているのだが……。 そしてサーヴァントの外見は、白銀の鎧を纏う偉丈夫。 否、鎧を纏っているわけではない。この鎧こそが、彼の肉体そのもの。 悪魔超人軍の首魁・悪魔将軍。それがライダーの姿であった。 古泉の顔を持つ書き手には、そのサーヴァントの正体が即座に理解できていた。 彼の知るかぎり、その姿にふさわしい書き手は一人しかいない。 「お久しぶりです、2X閣下」 「お前は……◆NIKUcB1AGwか」 ライダーの正体は、kskロワのトップ書き手たる豪傑、◆2XEqsKa.CM。 そしてマスターは同ロワの投下数3位タイ、◆NIKUcB1AGwであった。 同じロワ出身である二人は、お互い外見だけで即座に相手の正体を理解できたのだ。 「書き手聖杯戦争か……。面白いことを考える輩もいるものだ」 「あなたがサーヴァントというのは、俺にとっては幸運です。 悪魔将軍の肉体を持つあなたなら、俺が持つキン肉マンの知識を役立てることができる。 それに現在、キン肉マンは新シリーズが好評連載中。しかもそこで、悪魔将軍はメインキャラとして活躍しています。 補正もたっぷりとかかることでしょう」 「たしかにな……。ならばNIKUよ、狙うか」 「ええ、狙いましょう。頂点をね……」 がっちりと握手を交わす二人。 なお悪魔将軍の握手といえば地獄の九所封じだが、さすがに意味も無く味方にはかけないのでご安心いただきたい。 「では、さっそく出陣だ!」 「はい!」 勇ましい声をあげ、2XとNIKUは戦場へと飛び出す。 彼らの願いは停滞した自ロワの復活か、あるいはキン肉マンのさらなる発展か。 いや、彼らに望みなどない。ただ「勝つこと」のみが目的だ。 二人が胸に抱くのは、kskロワが掲げる絶対の掟。 「大事なのはノリと勢いとksk」 なぜ乗り物と特に縁のない2Xのクラスがライダーなのか、これでわかってもらえただろう。 勢いに乗るのがkskロワ書き手なのだ。 【クラス】ライダー 【真名】勇者・変態閣下 ◆2XEqsKa.CM@kskロワ 【パラメーター】筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:C 【属性】混沌・悪 【クラススキル】 対魔力:A 悪魔超人の長たる悪魔将軍の体を持つ彼に、生半可な呪術は通用しない。 騎乗:A 全てはノリと勢いとkskである。 【保有スキル】 カリスマ:A 「閣下」「将軍」の異名を持つにふさわしいカリスマ性。 ksk神の加護:C kskロワトップ書き手という立場によって得られる加護。 住人達のロリともふもふへの信仰が、物理的な加速をも生み出す。 視界内に少女か動物の姿をした存在がいた場合、敏捷が1ランク上がる。 【宝具】 「根深き種の溝を越えて(マッスル・タッグマッチ)」 ランク:C 種別:対人宝具 最大捕捉:2人 スバル ガルルVSアシュラマン オメガマンを書き上げたことに由来する、いついかなる場所にも召喚できるリング。 敵味方それぞれ2人までをリングインさせることができる。 このリングは一種の結界であり、決着がつくまで外部からの干渉も外部への干渉もできない。 またリング内では超人レスリングのルールに則り、肉体と一体化していない武器は使用できない。 実は閣下本人だけはそのルールを破れるが、破るごとに「カリスマ」のランクが1段階下がるという代償を負う。 【容姿】悪魔将軍@キン肉マン 【Weapon】己の肉体こそが最大の武器 【代表作品】「彼の心乱せ魔将」「黒は一人でたくさんだ!」「寸善尺魔~憎魔れっ子が世に蔓延る」 【書き手紹介】 kskロワを代表する書き手の一人。 熱いバトルも無情な展開も高レベルで書き上げるオールラウンダー。 その中でも切れ味鋭いギャグは、ひときわ強いインパクトを残す。 【スタンス】ノリと勢いとksk 【基本戦術、方針、運用法】 とりあえず他の参加者には、片っ端から喧嘩を売る予定。 悪魔将軍の身体能力を活かした真っ向勝負の肉弾戦こそが真骨頂。 相手の行動を制限する宝具が、さらにその持ち味を活かす。 一方で明確な目的を持たない気まぐれさが、他陣営にとってはつけいる隙になるかもしれない。 【マスター】29NIKUマニア ◆NIKUcB1AGw@kskロワ 【マスターとしての願い】書き手聖杯戦争の頂点に立つ 【容姿及び口調】古泉一樹@涼宮ハルヒの憂鬱(ただし一人称は「俺」、額に「肉」) 【能力・技能】 「キン肉マン」を知り尽くした彼は、作中に登場した全ての技を使うことができる(超人の特殊な身体構造に依存した技は除く)。 ただし肉体のレベルは現実の格闘家程度であり、サーヴァントと戦えるようなものではない。 【代表作品】「殺戮を大いに行う涼宮ハルヒのための団」「古泉一樹の戸惑」「カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ」 【人物背景】 とにかくキン肉マンを愛する書き手。 超人達の激闘をいくつも描いてきた。 また、kskロワを代表するキャラの一人である「俺古泉」の生みの親でもある。 【方針】ノリと勢いとksk 003:アンリミテッド・アート・ワークス 投下順に読む 005:ダウン・ヒル(堕ち行く道) 29NIKUマニア 024:連鎖反応 勇者・変態閣下 024:連鎖反応 ▲上へ戻る
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【トレーラー】 “聖杯戦争” 万能の願望機を作り、7騎の英霊を燃料として焚べ、座に至るという魔術儀式。 この術式は魔術世界に衝撃を与え、数多くの魔術師達がこの術式の模倣・再現に挑戦した。 しかし、戦争を開始する為、聖杯を本来の目的どおりに機能させる為には、作成した聖杯の『格』が相当以上である必要がある。 多くの者が試みたが、冬木の聖杯に比肩する格を持つ聖杯を再現するには至らず、召喚されるサーヴァントの数が足りなかったり。 酷いパターンだと召喚はしたは良いが、サーヴァントが形を「マトモ」に留める事が出来ない聖杯もあった。 しかしある時―とある術式のマイナーダウンである冬木聖杯戦争。それを、更にマイナーダウンした術式が生み出された。 『聖杯の格が足りなければ、サーヴァントの格を落とす』そのように方向を定義し、調整され、安定化された術式。 “奇跡”に至らない、万能ならざる願望機を作成する聖杯戦争。 その術式は、根源よりも現世での権勢や他の目的を求める魔術師らにとっては本来の聖杯戦争より 適度で手が届きやすく価値のあるものだった。 発動に必要な地脈や聖杯そのものの質も、本家の冬木式より低く。 冬木式のモンキーモデルとするその術式を、冬木式聖杯を『大聖杯』として『粗製聖杯』と、嘲笑と羨望入り混じった渾名で呼称される… 【特殊ルール説明】 ①エクストラクラスの使用禁止 使用できるクラスは基本の7クラスとする。(クラス被りは可) ②ステータス割り振りの制限 「サーヴァント」及び「マスター」のステータス割り振りを以下のように制限する。 A+以上のステータス 禁止 A相当のステータス 割り振れる箇所は1つ B相当のステータス 割り振れる箇所は2つ C相当のステータス 割り振れる箇所は3つ D・E相当のステータス 制限なし ※「サーヴァント」・「マスター」のステータスによる振り直しは、A相当のステータスがある場合可能。 ※「乗騎」はステータスによる振り直しは不可。 ③クラススキルの効果変更 ステータス制限に伴い、クラススキル「対魔力」の効果を下記のように変更する。 【対魔力】 5点 魔術防御時、補正値5を得る。 交戦フェイズごとに1度だけ、任意の判定を振り直せる。 ④宝具の制限 宝具の所持数は1つまでとする。 ⑤マスタースキルの制限 マスタースキルの「ステータスの上限がEXになる。」相当の効果を持つスキルの所持を禁止。 【ハウスルール】 当卓では以下のスキル・宝具の使用を禁止する。 クラススキルを除く英雄点6点以上、または令呪1画以上を消費するスキル。 英雄点6点以上、または令呪2画以上を消費する宝具。 スキルを使わずに同時に複数体の乗騎を召喚する宝具、2度以上一つの判定で他の判定を行う宝具。 余った英雄点を宝具やスキルのリソースに使用すること。 同じ効果のマスタースキルの重複。
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平成30年4月17日~6月29日に開催された「第一次聖杯戦争」についての記録です。 参加者(敬称略) 器の一族のマスター:すてら セイバー:シュヴァリエ・デオン 呪の一族のマスター:相馬 バーサーカー:茨木童子 地の一族のマスター:じゃんご アーチャー:アタランテ 聖堂教会のマスター:ている キャスター:アヴィケブロン フリーランスのマスター:タイター ランサー:李書文 魔術協会のマスター:はる アサシン:刑部姫 一般人のマスター:二連 ライダー:イスカンダル 戦評: 第一次:戦評:開幕前 第一次:戦評:1日目 第一次:戦評:2日目 第一次:戦評:3日目 第一次:戦評:4日目 第一次:戦評:5日目 第一次:戦評:6日目 第一次:戦評:7日目 第一次:戦評:7日目の夜 第一次:戦評:8日目 第一次:戦評:9日目 第一次:戦評:10日目 第一次:戦評:11日目 第一次:戦評:12日目 第一次:戦評:13日目 第一次:戦評:14日目 第一次:戦評:15日目 第一次:戦評:16日目 第一次:戦評:17日目 第一次:戦評:18日目 第1次:戦闘ログ:18日目『廃墟のモーテル』 第一次:戦評:19日目 第一次:戦評:20日目 第1次:エピローグ 第一次:戦評:最終評価
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せいはいせんそう 聖杯戦争 【分類】 【概要】 Fateの聖杯戦争の二次創作 テーマ 登場人物紹介 第5656次聖杯戦争第01話ボクの名前はゴロゴロです +... 「なんだチビ、お前どこの英霊だ」←テンプレ 「はい、ボクの名前はゴロゴロです」←ここまでテンプレ 「たとえチビだろうがサーバントなら容赦はしねぇぜ」(槍を眼前につきつける」 ぱくっ 「ぱくっ?」 するとそこには突きつけられたゲイボルグの穂先を口にくわえるゴロゴロの姿。 「おお!?お前何してやがる!」 ぶんぶんと槍を振り回すが離れないゴロゴロ。まるでお菓子を食べるかのようにポリポリと槍を飲み込んでいく(比喩にあらず) 蹴ったり殴ったりするが引き離せず、槍はゴロゴロのお腹に収まってしまった。 「俺の槍が……orz」 悲しそうにするランサーにゴロゴロは、ポーチから2本の槍を取り出した。 「えっと、あなたがおっととした槍はこの金のやりですか、それとも銀のやりですか」 「は?」 「えっと……金のやりと銀のやり……えっと……?」 「……どっちでもねえよ、俺のやりは赤い槍だ、返せよ」 「しょーじきものには両方」 「いらねえよ」 (´・ω・`) 「はい(ぺっ)」カランカラン 「(槍は無傷か……実際にかみ砕いて食ってたわけじゃなさそうだな。得体の知れないやつだ)」 「あの……しょうじきものにはりょうほう(金銀の槍)」 「だからいらねえって」 「そっかぁ……」(しまいしまい (あのポーチが宝具か?亜空間系の宝具となるとキャスターか?) 「(答えるとは思えないが)おいチビ、お前何のクラスのサーヴァントだ?」 「そのクラスってのがよくわからないんだけど、リンはガーデナーって言ってたよ」 (言うのかよ、しかもエクストラクラスかよ)